『世界名作劇場(せかいめいさくげきじょう)』は、
主に日本アニメーションが制作して『カルピスこども名作劇場』や
『ハウス食品・世界名作劇場』といった名称で放送されていたテレビアニメシリーズである。
放送時期の初期である1970年代から人気番組で、日曜夜、幼い子どものいる家庭の定番番組だった。
第1作目となる1975年の『フランダースの犬』から1997年3月に『家なき子レミ』の放送終了まで
世界名作劇場の地上波シリーズは22年3か月の歴史があり、全部で23作となります。全23作をご紹介します。
皆さんは再放送も含め、何本見たことありますか?
フランダースの犬
引用:日本アニメーション
(放送期間)1975年01月05日~1975年12月28日 全52話
(原作)ウィーダ(ルイズ・ド・ラ・ラメー)
ネロは絵を描くのが大好きで上手な少年だった。
ネロとその祖父ジェハンはベルギーのフランダース地方で、貧しいが、周りの人々の助けを受けながら暮らしていた。
ある日、捨てられた年老いた犬のパトラッシュをネロが引き取り、一緒に暮らし始める。
パトラッシュはネロといつも一緒に、牛乳運びの仕事を手伝うようになった。
ネロはいつかアントワープの聖母大聖堂の二つのルーベンスの祭壇画を見たいと願っていて
また画家になることがネロの夢だった。
冬のある日、優しかった祖父ジェハンが亡くなりネロはこの世で一人きりになってしまう 。
貧しいネロに対しての世間の風当たりは強く
優勝出来れば皆にきっと認めてもらえるようになるとのネロの願いだった絵のコンクールには落選してしまう。
絶望したネロは吹雪の中、大聖堂へ行き
ネロを追ってきたパトラッシュと共にルーベンスの祭壇画を見る事ができ、ネロは神に感謝の祈りを捧げた。
そしてネロはパトラッシュと静かに天に召されていく。
母をたずねて三千里
引用:日本アニメーション
(放送期間)1976年01月04日~1976年12月26日 全52話
(原作)エドモンド・デ・アミーチス 「クオレ」より
イタリア・ジェノバの港町に住んでいるマルコ・ロッシは
父で医者のピエトロ、母アンナの 両親と鉄道学校で機関士の見習いの勉強をしている兄トニオと一家4人で質素に暮らしていた。
しかし、生活は日増しに苦しくなり、母がアルゼンチンへ借金返済と生活費のため、出稼ぎに出ることになる。
辛く悲しい一夜を過ごし、寂しさをこらえながら母を見送り、
健気に耐えて過ごすマルコだったが
ある時から母アンナからの便りが届かなくなり音信不通となってしまう。
父は母をアルゼンチンへ捜しに行きたいというマルコの強い決意を知り
マルコの旅立ちを許すことにし旅の手配をする。
出発の日、マルコは父に別れを告げ、船に乗り込みジェノバをあとにする。
旅の途中、マルコは何度もピンチに遭遇する事となるが
持ち前の明るく元気な性格とそこで出会った多くの人に助けられ
時には助けながら、周りの優しさに触れながら成長していく。
マルコはアルゼンチンでのたくさんの人との出会いやさまざまな出来事を乗り越え
ついにトゥクマンの町でようやく母のアンナと再会することが出来る。
そしてマルコは旅で出会った人々にお礼を言いながら、母と一緒にジェノバへと帰って行く。
あらいぐまラスカル
引用:日本アニメーション
(放送期間)1977年01月02日~1977年12月25日 全52話
(原作)スターリング・ノース 「はるかなるわがラスカル」
アメリカ・ウィスコンシン州に住む動物好きの10歳のスターリングは
ある日、友人のオスカーや飼い犬と共にウエントワースの森で生後間もなくのアライグマの赤ちゃんを見つける。
その直前、母親のアライグマを猟師に射殺されていた。
スターリングは「ラスカル」と名付け、家に連れて帰る。
ラスカルが小さいうちはわらのストローでミルクを飲ませる等、
スターリングは 大事に飼育する。
そのおかげもあり、ラスカルは成長していく。
ある日、ラスカルがトウモロコシの味を知り畑を荒らすようになる。
スターリングは自然の動物を家で飼育することの難しさを知る。
また、スターリングの身にも父の事業の失敗や母の死などの出来事がおこり
少しずつ大人へと成長していくことになる。
そしてスターリングはラスカルが人里に戻れなくて
人が入らないような森の奥深くに返し自分も父親や友人たちに別れを告げてふるさとを後にし
進学のこともあってミルウォーキーの姉の家に旅立つのだった。
ペリーヌ物語
引用:日本アニメーション
(放送期間)1978年01月01日~1978年12月31日 全53話
(原作)エクトル・マロ 「家なき娘」
家族で旅をしていたが父親が旅の途中で病死してしまいその後、母も亡くなってしまう。
一人となったペリーヌは、祖父ビルフランの元に向うため、旅を再びはじめる。
ビルフランは、フランス・マロクールで織物工場の経営者をしている。
マロクール到着後、孤独で冷血な祖父の姿を知ることとなり
名前を伏せてマロクールに住むことに。
自分の素性を伏せたまま、祖父の通訳の秘書になる。
孫の人を思いやることができる優しい心に接することで
次第に祖父は心が和らぎ、やさしい性格へと変わっていく。
ある時、秘書オーレリィ(ペリーヌの偽名)ではなく
実の孫のペリーヌとして祖父に再び会うこととなる。
赤毛のアン
引用:日本アニメーション
(放送期間)1979年01月07日~1979年12月30日 全50話
(原作)ルーシー・モード・モンゴメリ
カナダのプリンスエドワード島のグリーン・ゲイブルズに住む兄妹(マシュウとマリラ)は
孤児院から働き手を引き取ろうとしたがなぜか11歳の女の子がやって来た。
いったん孤児院に戻そうと考えるが明るくふるまう空想好きなアンにひかれて引き取ることにする。
グリーン・ゲイブルズでの生活は、友達にも恵まれ
アンは、賢く理解力のある人に成長していく。
しかし、マシュウの突然の死と目が悪くなり
年老いたマリラのために大学進学を諦めアンの同級生の計らいで教員となる。
トム・ソーヤーの冒険
引用:日本アニメーション
(放送期間)1980/01/06~1980/12/28 全49話
(原作)マーク・トウェイン
腕白トム・ソーヤーはいたずら大好きの少年。
優等生の弟シドと一緒にミシシッピー川のほとりの伯母ポリーに引き取られている。
親友ハックと共に森や川で自然を相手にいろいろな冒険を繰り返している。
そんなある日ハックとトムは真夜中の墓地で殺人を目撃。
裁判所でその真実を証言する。
その証言で逃げた犯人が後日洞窟に入るのに遭遇しハックとトムも入り込む。
出られなくなったところを保安官に助け出される。
その後犯人が隠していた財宝をハックと二人で発見し大金持ちになる。
家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ
引用:日本アニメーション
(放送期間)1981年01月04日~1981年12月27日 全50話
- (原作)ウィース 「スイスのロビンソン」
スイスのベルンで開業医を営んでいたロビンソン一家は
オーストラリアへの移住を決める。
長女のフローネは両親、兄、弟と一緒にオーストラリアへ向かうため船にのる。
しかしオーストラリアを目前に 大きな嵐に遭遇し船は座礁し、一家は無人島へと辿り着いた。
船を持たない一家は力を合わせて無人島での生活を始め、サバイバルを楽しむ。
同じく島に流れ着いた船乗りのモートンやタムタムたちと共に
やがて島の火山の噴火から逃れるため脱出を決意し
協力して船作りを始め、大海原へ旅立つ。
長い航海が続いたが、やっとオーストラリアへと到着する事となる。
南の虹のルーシー
引用:日本アニメーション
(放送期間)1982年01月10日~1982年12月26日 全50話
(原作)フィリス・ピディングトン 「南の虹」
ポップル一家の娘、明るく動物好きの少女 ルーシー・メイは
一家で自分たちの農場を所有するためにイギリスからはるばるオーストラリアにやってきた。
しかし、なかなか農地を手に入れることができずオーストラリアでの生活はだんだんと苦しいものになっていった。
そんなある日、ルーシー・メイはアデレード橋の上で暴れ馬による事故で記憶喪失になる。
その時、大富豪のプリンストン夫妻に保護され
記憶の戻らないルーシー・メイは、そのままプリンストン夫妻の世話になることになる。
やがて、ルーシーの記憶が元どおりに戻りやっとポップル一家に再び会うことができる。
むかし亡くした夫婦の娘と ルーシー を重ね合わていたプリンストン夫妻は養女にしたいと願う。
が、家族を愛するルーシーの気持ちを知ることとなり
養女にすることを諦め一家にとても好条件で農地を譲り渡すことにする。
一家はとうとう自分たちの農場を手に入れることとなり新しい土地へ旅立っていく。
アルプス物語 わたしのアンネット
引用:日本アニメーション
(放送期間)1983年01月09日~1983年12月25日 全48話
(原作)パトリシア・セント・ジョン「雪のたから」
アンネットは、弟ダニーの子守りをしながら具合の悪い母親を手伝い
ロシニエール村で仲良く暮らしていた。
アンネットとルシエンは幼なじみとして仲の良い友達だった。
ある日、アンネットのオコジョのクラウスがルシエンの大切にしている木彫りを破壊した事で
ルシエンは逆上しクラウスを谷底に投げ捨てる。
アンネットの弟ダニーは、アンネットが飼っていたクラウスを助けようとしたため
谷底に落ち足の不自由な体になってしまう。
アンネットはルシエンが弟ダニーに怪我をさせたことを許すことができず
アンネットとルシエンは仲が悪くなってしまう。
その後、お互いは仲直りをしようと思っていたが、なかなかうまくいかなかった。
やがてルシエンが医者ギベットをダニーのために連れてきた。
医者ギベットの治療でダニーは再び歩くことが出来るようになる。
そのことで二人はようやく幸せと友情を取り戻すことが出来る。
牧場の少女カトリ
引用:日本アニメーション
(放送期間)1984年01月08日~1984年12月23日 全49話
(原作)アウニ・ヌオリワーラ
南フィンランドの農村パルキ村の祖父母の家で暮らす少女カトリは
幼いときに父を亡くし母サラとはドイツに出稼ぎで離れ離れに。
カトリが6歳の時、第一次世界大戦となり、音信不通になってしまった。
祖父母の生活は貧しく、母から送られていたお金も途絶えてしまい、家計は日増しに悪化していく。
9歳となったカトリは、祖父母の家計を助けるために飼い犬アベル(ダックスフント)と共に
家畜番としてライッコラ屋敷に自分から進んで働き始める。
責任感が強く 真面目で心優しい性格だがちょっぴり頑固なところもある。
また利口で学校に行っていないが学ぶことは好きで働きながら独学で勉強を続ける。
カトリは色々な人との出会いと別れ再会を経験して
子どもながらに自分の人生や将来の夢についても考えるようになる。
その後カトリはクウセラ屋敷で主人ロッタと息子クラウスの身の回りの世話をする事となり
ロッタが故郷トゥルクに帰ることになった時もカトリは一緒についていくこととなる。
トゥルクではロッタの計らいで学校に行かせてもらえるようになったカトリは勤勉で働き者
誰からも好かれ多くの人々の支えを受けて成長し 幸せな生活を送ることになる。
ある日、ずっと音信不通だった母サラがこの街の病院に入院しているという連絡が入り
離れ離れだった母と子が6年ぶりの再会を果たす事になる。
小公女セーラ
引用:日本アニメーション
(放送期間)1985年01月06日~1985年12月29日 全46話
(原作)フランシス・ホジソン・バーネット「小公女」
10歳の少女のセーラは寄宿生として入学するため父の故郷ロンドンのミンチン学院にやってくる。
父ラルフはインドでダイヤモンド鉱山発掘事業を手がける大富豪である。
学院では特別寄宿生となるがそれを鼻にかけることなく慈悲深く
生まれ持った優しさと賢さで寄宿生活をおくる。
特別寄宿生だったセーラの生活が急転する出来事が起こる。
父がインドで事業失敗の末、病死したという悲しい知らせが11歳の誕生パーティ中届いたのだ。
そのことでミンチン院長から使用人として厳しすぎる労働を与えられそれに耐えることとなる。
そんなある日ミンチン女子学院にやって来たサルがお隣のサルと分かり
サルを飼い主に送り届けるためセーラは学院隣の屋敷を訪問する。
お隣の主人クリスフォードは亡き友の娘を探すためと病気療養でインドからロンドンに引っ越して住んでいた。
クリスフォードはサルを返しに来たセーラに会うことになる。
このセーラがずっと捜索していた娘であることが分かる。
実は父の死後、セーラには多くの遺産と持ち直した
ダイヤモンド鉱山発掘事業の経営権の半分が父により残されていたと知らされる。
セーラはミンチン学院に寄宿生として学院に再び戻ることになる。
そしてセーラの苦しい時に助けてくれた学院の使用人の少女ベッキーはセーラの屋敷で暮らす事となる。
ダイヤモンド鉱山所有権の正式な委譲と両親の墓参りのため、セーラはインドへ向かう。
愛少女ポリアンナ物語
引用:日本アニメーション
(放送期間)1986年01月05日~1986年12月28日 全51話
- (原作)エレナ・ホグマン・ポーター「少女パレアナ」「パレアナの青春」
20世紀初頭のアメリカ西部に住んでいたポリアンナは
牧師である父のジョンにどんなに辛いことがあってもその中から喜びを見つけ出す「よかった探し」を学ぶ。
ある日、父のジョンを亡くして遠く東部のベルディングスビルに住む叔母パレーに引き取られる事になる。
叔母のひどい仕打ちに負けることなく、父から学んだ「よかった探し」をしながら明るく元気な女の子に成長します。
周囲の人々も貧しさなどに負けずにがんばっていくポリアンナに心寄せていく。
ある日、突然の自動車事故により歩くことができなくなる。
が、足の手術を受ければ再び立ち上がる事ができるかもしれないとのことで叔母パレーとボストンに向かう。
ボストンでは長時間の難しい手術に耐え成功する。
リハビリを終え、再び歩けるようになったポリアンナはベルディングスビルに戻ってくる。
直後に悲劇が起こるがポリアンナは自分の力で幸せを築いていく。
愛の若草物語
引用:日本アニメーション
(放送期間)1987年01月11日~1987年12月27日 全48話
(原作)ルイザ・M・オルコット「若草物語」
南北戦争時代のアメリカ。
ペンシルベニア州ゲティスバーグに住む清教徒であるマーチ家には
四姉妹とその母が家政婦のハンナと暮らしていた。
社交界に憧れている美人のメグ、明るく活発で小説家志望のジョー
ピアノが上手で内気なベス、絵を描くことが得意でちょっと大人びたエイミーの四姉妹と母のメアリーである。
一時帰宅中の父フレデリックの勧めで、戦火を逃れるために
父の叔母マーサを頼ってマサチューセッツ州のニューコードへ引っ越しをする。
マーサの屋敷に着いたマーチ家は経済的事情により居候させてもらうが
後にジョーが知り合った新聞記者アンソニーの手配でマーチ家は一軒家を借りて引っ越すことになる。
四姉妹は戦地にいる父の帰還を楽しみに待ちながら、それぞれの夢を追いながら成長していく。
が、父がワシントンの病院に入院したことを知らせが届き母メアリーは病院に向かう。
留守を預かった四姉妹はハンナや親しくなった人達の協力を得て困難を乗り越えていく。
やがて南北戦争が終わり父フレデリックが無事に帰って来る。
その後、メグは結婚、ジョーは小説家を目指してニューヨークへと旅立ち
姉妹はそれぞれの新しい人生に歩みだしていく。
小公子セデイ
引用:日本アニメーション
(放送期間)1988年01月10日~1988年12月25日 全43話
(原作)フランシス・ホジソン・バーネット「小公子」
無邪気な少年セディは、ニューヨークのブルックリンで父母と仲良く暮らしている。
セディ優しい両親と共に楽しい生活を送っていた。
父 ジェイムズは本当はイギリスの伯爵ドリンコートの次男だったが、ニューヨークで新聞記者をしていた。
ある日ジェイムズの兄が急死した後、続いて父親のジェイムズも死亡してしまう。
そのため、ドリンコート家の唯一の後継者となるジェイムズの子セディを跡継ぎとするために
ドリンコート伯爵はセディをイギリスに迎える 。
が、祖父ドリンコート伯爵はセディの母 アニーを気に入ってないないため、セディに母親の話をしないように言ったり
母親に逢わせないようにしたりして母子が共に暮らすことを許さなかった。
母親と離れ離れで暮らすことになったセディだが
その素直な持ち前の明るさと思いやりで、孤独で頑固な祖父の心を優しく癒していく。
その後セディは、伯爵の正統の後継ぎだと主張して財産をねらうミンナが現れて
その陰謀に 苦しめられるがついに打ち破る。
伯爵家の跡継ぎとなったセディは母親とも一緒に暮らせるようになるのだった。
ピーターパンの冒険
引用:日本アニメーション
(放送期間)1989年01月15日~1989年12月24日 全41話
(原作)ジェームズ・M・バリ
20世紀のはじめ、ロンドンのダーリング家には
ウェンディ、ジョン、マイケルが住んでいる。
永遠に年を取らない子どもばかりが集まるおとぎの国ネバーランドに住む
少年ピーターパンは現実のイギリスを飛び回っているが
ある日、ケンジントン公園周辺の少女ウェンディの家に忍び込んだ時
子ども部屋で犬のナナに影を食い取られて自分の影を置いてきてしまう。
後日、ピーターパンは、置いてきた自分の影を引き取りに来る。
そこで出会ったウェンディに離れた影を糸で縫いつけてもらった。
ピーターパンはウェンディと弟たちのジョンとマイケルを
裁縫のお礼として、ネバーランドに一緒にいくことに。
ネバーランドは子どもばかりが集まる平和なおとぎの国のはずだが
ピーターパンのライバルである悪人フック船長の魔の手が刻々と迫っていた。
ウェンディたちはピーターパンの仲間たちと一緒にネバーランドの平和のため
力を合わせて悪者フック船長やダークネスたちとの戦いに勝利する。
その後、ウェンディたちはイギリスへと帰って行くのだった。
私のあしながおじさん
引用:日本アニメーション
(放送期間)1990年01月14日~1990年12月23日 全40話
- (原作)ジーン・ウェブスター
ジュディ・アボットはアメリカ・ジョージア州にあるジョン・グリア孤児院で育った13歳。
「ジョン・スミス」という名前でまだ、一度も会った事がない紳士の援助を受けて
リンカーン記念女学院という全寮制の名門学校へ進学することができた。
女学院では、孤児院での生活とは全く打って変わった
ハイスクール生活の素晴らしく華やかなジュディの憧れていた日々を過ごす。
ジュディはリペット院長に自分を援助してくれる「ジョン・スミス」に対しての
お礼の手紙を月一回義務として書くことを告げられる。
ジョン・スミスをたまたま目撃した時にとても印象に残ったのが後ろを向いた長い足だったので
ジュディは「あしながおじさん」と呼んで、彼に学園生活の様子や学校の勉強内容をお知らせする手紙を書き始める。
やがて、ジュリアの叔父ジャーヴィスと恋に落ちることになるが
孤児院出身であることをひた隠しにしている事で彼からの告白を断ってしまう。
しかしジュディは、卒業式の日にみんなの前で身の上を明らかにする。
そして卒業後の約束の日、“あしながおじさん”と対面することになったジュディは
ジャーヴィスが恩人の “あしながおじさん”であるを知る。ついに幸せを掴むことになったのだった。
トラップ一家物語
引用:日本アニメーション
(放送期間)1991年01月13日~1991年12月22日 全40話
(原作)マリア・フォン・トラップ「トラップ・ファミリー合唱団物語」
修道女見習いをしていたマリアは、ある日、オーストリアの貴族で英雄のトラップ男爵の裕福な家に
家庭教師として派遣され、やって来る。トラップ男爵は妻を亡くし7人の子どもを育てていた。
明るく陽気なマリアは最初は厳格なトラップ男爵とぶつかるが、実の母のように触れ合うマリアを
子どもたちは当初、心を閉ざし反発していたがやがて心から慕うようになる。
そのうちトラップ男爵もマリアに心惹かれていき
子どもたちの母として、そして妻としてマリアに結婚を申し込む。
その後平和な時代から戦争の危機に向かって行く中
銀行の破産、ナチス侵攻などの様々な危機を乗り越えていき
一家はオーストリア国民としての信念と意思を貫くためにアメリカに亡命することになる。
大草原の小さな天使 ブッシュベイビー
引用:日本アニメーション
(放送期間)1992年01月12日~1992年12月20日 全40話
(原作)ウィリアム・スチーブンソン
ナイロビ近郊に住んでいたイギリス人の動物保護官のアーサーの娘のジャッキーは
兄のアンドルーと共に幼い頃から動物に関わってきた。
あるとき、父アーサーと兄アンドルーは
パトロール中にブッシュベイビーの赤ちゃんを見つけ
保護をし、家に連れて帰った。
世話をする事に困った父と兄はジャッキーに育ててもらうことになる。
このブッシュベイビーを「マーフィー」と名付ける。
やがてケニアが独立する。
そのことにより、家族でイギリスに戻ることが決まる。
人馴れしたマーフィも、輸出許可を得てイギリスへ連れて行くことにする。
ところが、マーフィの許可証が失くなっていることが判明し
ジャッキーは、自然に戻す事を決意しマーフィの故郷に向かうため一人で船を降りる。
父のかつての部下テンボに運良く再会でき
助けられながら苦難の旅をするジャッキーだが
さまざまな困難が次から次へと降りかかる。
旅の途中で許可証もジャッキーの手元に帰ってくる。
そしてついにマーフィとの別れがやってくる。
若草物語 ナンとジョー先生
引用:日本アニメーション
(放送期間)1993年01月17日~1993年12月19日 全40話
(原作)ルイザ・メイ・オルコット「第三若草物語」
メグ、ジョー、ベス、エイミー の4姉妹の若草物語から十数年の月日は流れ
いつしか夢見る少女たちもそれぞれ大人になっていく。
あの勝ち気だったジョーも結婚し、希望に溢れる人生を歩みだしたのです。
次女のジョーは結婚後、伯母から受け継いだプラムフィールドの屋敷に学校を作った。
その学校は“勉強と保護と愛情を必要とする少年達の楽しく家庭的な理想の学園”を目指していた。
いまから10年前、当時11歳のアニーは“おてんばナン”と呼ばれる活発な女の子。
プラムフィールドへボストンから1人で入学するためにやって来る。
ナンは入学早々、少年達と騒動を起こすが、ジョーは自分の活発だった少女時代を思い出し笑っている。
ジョー先生の暖かい指導を受けながら ナンとプラムフィールドの子供たちとの楽しい生活の中で
ナンは次第に学校の中心的な存在となっていく。
七つの海のティコ
引用:日本アニメーション
(放送期間)1994年01月16日~1994年12月18日 全39話
世界名作劇場20周年記念作品として作られ、この作品は初の試みとして原作のないオリジナル作品になっている。
ナナミは父親のスコットとスコットの相
アルフォンゾ とで海洋調査船ペペロンチーノ号で世界の海を旅している。
小さい頃にナナミは母を亡くしているが
ティコというシャチと一緒なのでさびしさを感じることはない。
海洋生物学者の父親は「ヒカリクジラ」をずっと探しているが、未だに発見できない。
たまたま出会った大財閥の娘で冒険好きの女子大生のシェリル
父親の大学の先輩の息子のトーマスを海洋調査船ペペロンチーノ号の仲間に加え
この伝説の生き物を探すため世界中の海へ冒険の旅に出る。
大企業GMCはトロンチウムを探してヒカリクジラの調査をしていた。
航海を続けるナナミたちはやっとヒカリクジラと遭遇するが
GMCが先に捕獲してしまい調査を始める。
ナナミたちはヒカリクジラを助けるために奮戦しやがて長い旅は終わりとなる。
ロミオの青い空
引用:日本アニメーション
(放送期間)1995年01月15日~1995年12月17日 全33話
(原作)リザ・テツナー「黒い兄弟」
19世紀後半スイスのソノ-ニョ村で家族と貧しいながら幸福に暮らしていた11歳の少年ロミオは
人身売買が横行していたこの時代、怪我をした父親の治療費のため自分の身を売ることを決意する。
ロミオは煙突掃除夫になることを決め、ミラノの街へ旅立つ。
その旅の途中、少年と出会う。
同じように掃除夫で働くためミラノに行くアルフレドだった。
ミラノに着いた後、アルフレドとは別れ親方一家の辛い仕打ちや扱いに耐えながらきつい仕事をこなしていく。
ロミオにとっては耐え難い日々が続くが親方の娘の励ましを受けたり
親友アルフレド等の煙突掃除の仲間たちと共に助け合って辛さに耐えて生き抜いていく。
そしてロミオは不良少年のジョバンニが従える狼団に対抗するため
「黒い兄弟」を結成し、他の煙突掃除夫の仲間たちと強く友情を誓う。
名犬ラッシー
引用:日本アニメーション
(放送期間)1996年01月14日~1996年08月18日 全26話
(原作)エリク・ナイト「名犬ラッシー」
1930年代の半ば頃のイギリス・ヨークシャー州グリノール・ブリッジという
炭鉱の町に9歳の少年ジョンは住んでいた。
ある日、ジョンは1匹の子犬を拾う。
その子犬の名前を「ラッシー」と付け、育てることになる。
鉱山の持ち主の孫娘と友達になったジョンとラッシーは仲良く楽しい日々を過ごしていた。
が、石炭が取れなくなってしまい間もなく鉱山の閉山が決定になる。
鉱山の持ち主に閉山の中止を直談判に行くがラッシーを連れて行かれてしまう。
鉱山の持ち主の孫娘は遠くまで連れて来られジョンを恋しがるラッシーがかわいそうになり檻の鍵を開け自由にする。
ラッシーはジョンの元へ帰るためスコットランドからの長い旅が始まるのだった。
家なき子レミ
引用:日本アニメーション
(放送期間)1996年09月01日~1997年03月23日 全26話
(原作)エクトル・マロ「家なき子」
少女レミ・バルブランは母親アンヌと妹ナナとともにフランスの田舎町で貧しくても仲良く暮らしていた。
ある日、父親から自分が捨て子だと知らされショックを受ける。
生きていく事が苦しい父はレミを売る事を考える。
旅芸人のヴィタリスはレミの歌のうまさを偶然に知ることとなりレミはヴィタリスと旅を出ることにする。
ある時、トゥルーズの街でミリガンとアーサーの親子に出会うが
レミは彼らが本当の肉親と気付かず、二人と別れてパリに向かってしまう。
その後ヴィタリスが病死してレミは一人で数多くの苦労を重ねるが
ふたたび、ミリガン親子と再会することができ
レミと母娘であることが明らかとなりレミは新しい人生を歩みだすのだった。
まとめ
いかがでしたか?「あー、これ、見た見た!」と思わず声が出た懐かしいアニメが
いくつ、ありましたか?
子どものころ、家族で見ていた部屋の景色も一緒に思い出したのはないでしょうか?
なお、世界名作劇場は1997年4月~2006年12月の中断の後、BSデジタル放送で3作が放送されている。