引用:https://www.cinematoday.jp/news/N0101616
若おかみは小学生!温泉旅館の小学生若おかみとユーレイの純粋な頑張り物語。
・とある旅館の孫娘がユーレイとともに若おかみとして奮闘するお話。
・何かに一生懸命頑張っている姿を応援したい方におすすめの作品です。
世界観
引用:https://news.arukikata.co.jp/column/entertainment/Japan/Kinki/Hyogo/133_13979_1534811248.html
小学生の女の子が旅館で若おかみとして働く日常を描いています。
どうして若おかみに?
若おかみとなる小学生の女の子は交通事故で両親が亡くなりました。
女の子は母方の祖母に引き取られることとなりました。
祖母は温泉旅館で女将をしています。
傷心中の女の子を気遣い祖母はもちろんのこと旅館のみんなが優しくしてくれました。
しかし、一人だけ優しくない声掛けをするものがいました。
その男の子は女の子には聞こえないと思ってしゃべっていたのです。
それは当然で、その男の子はユーレイだったのです。
なぜか女の子しかその男の子は見えませんでした。
その男の子と口論しているうちに、それを聞いた祖母が女の子が跡継ぎとなってくれると思い込んだことから、「忙しくしている方が悲しいことも忘れられる」と働くこととなったのです。
温泉旅館「春の屋」
温泉が湧き出る旅館街のひとつである春の屋で女の子は若女将として働くことになります。
旅館のスタッフで交流があるのは仲居さんと板前さん。
話の感じでは温泉旅館街の中で「春の屋」は繁盛している旅館の一つの様子で、ストーリーとして再興するものでなく、若おかみの視点での旅館の日常を描く形です。
春の屋旅館は実在する京都の旅館・美山荘らしく、温泉街全体感は有馬温泉のようです。
癖のある旅館の客
物語を彩るにあたり癖のある客は話になりやすいもの。
だけれども若おかみである小学生の女の子は6年生のため、一年もたたないうちにたくさんの癖のあるお客さんが来なければ物語が成り立ちません。
それなのにたくさん癖のある客が来るのには理由があったのです。
癖の強い客を呼び寄せるユーレイが春の屋には住み着いていたのです。
そのユーレイが引き連れてしまうお客に翻弄されながら若おかみはふんとうします。
全般向け
温泉のため女性の入浴シーンはありますが、ふつうのため、家族一緒に見ていて安心できる作品です。
原作は児童文学シリーズということで、お子さんとが楽しめる内容となっています。
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登場キャラクター
引用:https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1520411398
関 織子(せき おりこ)(CV.小林星蘭)
引用:https://ch.ani.tv/episodes/13165
この物語の主人公で、あだなは「おっこ」
交通事故で両親を亡くすも前を向いて頑張る女の子。
旅館に住み着くユーレイが見え、そのユーレイの力を借りて襲い掛かる困難に立ち向かいます。
お客様に喜んでもらいたいとの心意気は良いものの、ついつい頑張りすぎて空回りをしてしまいがち。
立売 誠(たてうり まこと)(CV.松田颯水)
引用:https://eigajouei.mantanfun.jp/article/0000533_news.html
主人公のおっこを若おかみとして働かせることとなった張本人。
あだ名は「うり坊」
実はおっこのおばあちゃんに恋をしていた少年で、屋根から転落して亡くなったユーレイ。
おばあちゃんはうり坊がなくなったことも、ユーレイとして春の屋にとどまっていることもしらない。
おっこの時々変な行動もうり坊のせいでもあり、うり坊のおかげでもある。
関 峰子(せき みねこ)(CV.一龍齋春水)
引用:https://www.fashion-press.net/news/38883
主人公おっこのおばあちゃん。
最初は自分が娘を亡くした悲しみよりも、両親を亡くしたおっこのことを気遣ってくれていた。
おっこが若おかみとして春の屋の従業員になると決めた時から、孫としてではなくて、ひとりの働く人として喧嘩早いおっこを注意し、心構えを説いている。
蓑田 康之介(みのだ こうのすけ)(CV.てらそままさき)
引用:https://twitter.com/anime_wakaokami/status/1036898816790687744
優しい板前さん。
旅館の食事のメニューが少ないとほかのホテル経営者のスパイから言われたが、それはお客さん一人ひとりの要望に応えるためである。
お客さんに満足いただけるように材料にもこだわり、夕食どころか朝食までその要望に応えてくれるスーパー板前さん。
秋野 真月(あきの まつき)(CV.水樹奈々)
引用:https://news.arukikata.co.jp/column/entertainment/Japan/Kinki/Hyogo/133_13979_1534811248.html
温泉旅館街で一番大きな旅館の跡取り娘。
他の旅館の跡取りたちには嫌な態度で対応する。
その母親も同じような性格なため、この性格は治りようがないと思われる。
基本的に嫌な態度をとるが、徐々に主人公のおっこと仲良くなっていき、温泉旅館街全体のためと考えて協力的な場面も。
旅館の跡取り娘としてなるべく感情的にならないようにしているが、実は癖があってその癖を覚えれば今彼女がどんな気持ちなのかがわかる。
見どころ
引用:https://animeanime.jp/article/2018/09/17/40192.html
スタートの前ふり
話が始まる前に「「この後は若おかみは小学生!」はじまるよ。」とタイトルコールがあります。
1話目は主人公のおっこ一人だけなのですが、物語の進行に合わせて人数が増えていきます。
それでいて最後の「はじまるよ」だけはおっこのみがいうので、おっこのまわりにはどんどん味方になってくれる人が増えてきていることを感じられます。
おっこのアイデア
おっこは行動力があり、いろいろとお客様を喜ばせるために頑張りますが、ふたを開けてみると失敗もちらほら。
見ていてそれはいいね!と思うことでも、長年旅館を支えてきているおばあちゃんからすればとんでもない行動であることも。
おばあちゃんが思いついたときは相談することと言われるものの、相談相手が手短なユーレイに頼っていることも失敗の要因かも。
竜神様の飲みっぷり
ユーレイのいる土地だから神様もいます。
温泉旅館街の源泉は龍神様によって授けられたもの。
その龍神様に信仰心をもちお参りしていた旅館の主人がいましたが、お客様の満足を優先しすぎて自分の首を絞めることとなり、過労死してしまいました。
その唯一お参りしていた主人が亡くなったことで、龍神様は人知れず放置されていました。
さすがに限界が来てしまった龍神様は枯れ枯れになってしまい、それを憂いた母親がその地から去り共に来るように言ってきました。
しかしそれでは温泉旅館街の温泉は枯渇してしまう絶体絶命のピンチを迎えてしまうこととなります。
主人公のおっこは偶然にも龍神様へのお参り道具のとっくりを携えて龍神様に会いました。
それからの龍神様の飲みっぷりたるや、爽快感があります。
ハラハラする場面がない
失敗が目に見えているようなシーンがないため、ハラハラしながら見なくて済みます。
あーやっちゃったなーといった感じで視聴ができ、主人公のおっこはイジイジせずに常に前を向いて失敗続きでも決してくじけずに食らいつきます。
黒上ロングの占い師のお姉さん
この作品で一番好きなキャラクターです。
肩と腰の間くらいまである黒いストレートヘアーのお姉さん。
優しい声で性格まで優しくてこんな占い師さんに一度は占ってほしいです。
肩だしのお洋服も素敵です。
ナレーションは能登さん
各話の始まりと終わりには能登さんによるナレーションがあります。
癒されます。
どんどんデレていく真月さん
最初はほかの旅館の跡取りとして嫌な対応をしている主人公の同級生となった真月さん。
お客様の為にと空回りながらも頑張る主人公のおっこに頼られるようになってその協力に建前上いろいろといいますが、頼られてまんざらでもない様子で対応してくれるようになります。
研修ではおっこと一緒に受けて、苦難を乗り越えるため一緒に頑張るようになる王道の展開をしてくれる子です。
バトルシーンっぽい演出
人間でないものとのバトルシーンっぽい演出が2回あります。
その時の主人公のおっこは怖がりながらも守りたいもののために勇気を振り絞ります。
いつも元気で喧嘩早いおっこですが、恐怖心もないわけではなく、それでも立ち向かうシーンが見られます。
作品の魅力のまとめ
・難題に頑張って立ち向かうけなげな女の子
・全般向けで安心して視聴できる
・ライバル役は結局はいい人なのでスッキリする。
何かに一生懸命頑張っている姿を応援したい方におすすめの作品です。