引用:http://sakura-quest.com/caststaff/
・間違いで呼ばれた新社会人の女の子がミニ独立国の国王として町おこしに奮闘するお話
・様々なキャラクターが絡み合う群像劇が好きな方たちにおすすめです。
世界観
引用:https://kai-you.net/word/%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88
チュパカブラ王国
数十年前に流行した町おこしのためのミニ独立国のひとつです。
当時は流行であったこともありたくさんの観光客でにぎわっていたが、現在では廃れてしまっていたが、間野山はかろうじて生き残っていた。
現実的な世界
作品名からして異世界モノかなと思いました。
現実的な世界観でも、主人公の脳内妄想とかでファンタジーな世界を繰り広げて、現実世界とリンクするような話かなと思いました。
その予想は全く違い、王国という設定と玉座の間だけの応急があるだけでそれ以外はファンタジー要素がない現実モノでした。
登場キャラクター
引用:https://cm-viewer.com/2725.html
木春由乃(こはる よしの)(CV.七瀬彩夏)
引用:http://tama-yura.jp/animetory/character/?pid=378&cid=4296
椿(つばき)ではなく木春(こはる)さん。
木に春と書いて「こはる」と呼ぶのも聞きなれないですが、見慣れてもいないため、観光協会のおじいさんに椿さんと勘違いされ、チュパカブラ王国の国王として呼ばれてしまいます。
なんとも不運なきっかけですが、物語を見ていてなんでそんな致命的な欠点もないのに就職活動で30社も落とされることとなったのかわからず、これも不運なためと思われます。
四ノ宮しおり(しのみや しおり)(CV.上田麗奈)
引用:http://tama-yura.jp/animetory/character/?pid=378&cid=4297
おとなしい子に見えるが、怒らせてしまうと怖いタイプ。
考え方も芯が強くて主人公の由乃をしっかり支えています。
とりもち大臣に任命されます。
彼女の任命はほかの3人に比べ遅い任命でしたが、それは彼女の得意とする人と人の間をとりもつことがミニは見えにくく、縁の下の力持ちであることがわかってからだったためです。
緑川真希(みどりかわ まき)(CV.安済知佳)
引用:http://tama-yura.jp/animetory/character/?pid=378&cid=4298
そこそこの女優だったが故郷である間野山に帰ってきた女の子。
短気な性格だけど、女優として培ってきた経験を活かす場面ではとても頼りになります。
ガテン大臣に任命されますが、あまりしっくりしないですが、主人公グループ5人組の中では一番ボーイッシュなためでしょうか。
織部凛々子(おりべ りりこ)(CV.田中ちえ美)
引用:http://tama-yura.jp/animetory/character/?pid=378&cid=4299
本作の癒しどころ。
人とかかわることが苦手か嫌いな雰囲気があるが、表情に出ないだけでとってもかわいらしい子。
とくに一番愛らしいと思ったシーンとしては録音した歌をみんなに聞かせたときに、歌は褒められるものの歌自体の内容がわからない、と彼女には非がないところを指摘されるも「ガーン」と対応してくれるところです。
観光協会の会長と中の悪い商店会会長の孫であるが、自分の意志で観光協会に協力しています。
未確認生命体であるUMAが好きで、UMA大臣に任命されます。
UMA好きのおかげで言葉が通じないが意気投合した女の子と仲良くなり、彼女が町を去った後でも連絡を取り続けています。
香月早苗(こうづき さなえ)(CV.小松未可子)
引用:http://eeyan-nanbo.com/sakuraquest
身なりを整えれば綺麗系の美人だが。
IT関係に強く、IT大臣に任命されます。
IT関係ならば一手に引き受けてこなしてしまうスーパーウーマンです。
門田丑松(かどた うしまつ)(CV.斧アツシ)
引用:http://tama-yura.jp/animetory/character/?pid=378&cid=4532
本作品のキーパーソン。
大バカ者で行動力があるため、周囲によく迷惑をかけます。
観光協会の会長で、チュパカブラ王国の発起人です。
その行動力は若いころからで、住んでいる町を良くしようと頑張りますが、その頑張りの方向性がおかしく衝突してばかりです。
間野山の現状はこの人が引き起こしてしまったのではないかと思ってしまいます。
しかしながら、頑張り方の方向性がおかしいだけであり、おとなしく椅子に座っているだけならば、部下を好きに行動させてくれる理想的な上司とも感じられました。
結果的にはこの丑松がいることによって主人公の由乃はよそものでありながら、活発に行動できたものと思われます。
最初は、もぅ!このじいさん!と思ってしまいますが、丑松という男を知るにつれて彼に魅力に気付いていくことでしょう。
高見沢(たかみざわ)(CV.小西克幸)
引用:http://tama-yura.jp/animetory/character/?pid=378&cid=4535
間野山のバスの運転手。
チュパカブラ王国の元王子様。
冴えない感じでのらりくらりと気のままに日々を過ごしていると思われていましたが、このままではいけないと考えていました。
ある日彼自身では変えることが困難な問題が浮き彫りとなり、非難されるが、彼自身がその問題に一番非難したいし、実際して考えているが、具体像がつかめていませんでした。
しかしながらIT大臣と協力することでその困難を乗り越えることができました。
アンジェリカ(CV.森なな子)
引用:http://tama-yura.jp/animetory/character/?pid=378&cid=4537
ランチも飲み会もできる飲食店を営む子持ちの女性。
占いができることからか、料理の皿に吉凶の描かれたものを提供し、お客さんたちはその占いに一喜一憂しながら食事をしています。
とても楽しいアイディアだなと思いました。
織部千登勢(おりべ ちとせ)(CV.伊沢磨紀)
引用:https://twitter.com/minto_dyma945/status/898126398975377408
商店会会長であり観光協会会長の丑松とはとっても仲が悪い。
若かりし頃は地元を出て都会で一花咲かせたいと思っていたが、地元を出る直前までいったがトラブルが発生して未遂に終わった。
そんな若かりし頃が信じられないくらいに地元に根をはっている人物です。
丑松と仲が悪いせいもあるのか、観光協会側である主人公の由乃にもきつく当たるが、それは町を守るためであり、由乃自身を成長させるためでもありました。
そのため由乃が段取り等上手くなってきたころにはその仏頂面が緩やかな表情になってきていました。
緑川巌(みどりかわ いわお)(CV.星野充昭)
引用:http://sakura-quest.wikia.com/wiki/File:Iwao_Midorikawa.jpg
いかつい顔つきで小学校の先生で、主人公グループの一人、元女優の真希の父親。
怖そうに見えるが意外と協力的で、娘に厳しい態度をとっているが心の中では溺愛している。
真希の小さいころの学芸会の時には全体の記録係であったのに真希ばかりを映してしまったり、真希が出演したテレビ番組は一つ残らずチェックしていたりという溺愛ぶりである。
これらの事実が判明した時の彼の株価は急上昇である。
見どころ
引用:https://siyuukingdum-animeaudition.com/animation-engilabo/sakura-quest-seiyuu-3809
人間関係
登場人物が比較的多いですが、いろんな人も思いであったり、しがらみであったり、立場であったりと、一つのことを成そうとしても一筋縄ではいかないことが多々あります。
しかしながら利害が一致した時のパワーはすさまじいものとなります。
色とりどりなキャラクター達
一人ひとりが生きている作品です。
頑張っている人。頑張りたいけど頑張れない人。頑張っても報われない人。頑張ることを諦めていた人。頑張ることを応援する人。
時には嫌な人間もいて、真正面で対峙することができなかったとしても、時にはそばにいてくれた人のおかげで向かい合うことができます。
町おこしであって開発ではいけない
間野山の存亡をかけた会議の中で主人公の由乃は言いました。
「犠牲の上に成り立つものなんだったら、それはもう町おこしでありません。ただの開発です。」
地方の住人以外の人が地方に来てくれて経済を潤してくれる方法としては、ショッピングセンターなどの通常ではない巨大施設等を誘致すれば来てくれるのかもしれない。
しかしそれはその土地の伝統文化を捨て、生き抜くための術であって、町やコミュニティをつぶしてしまうこととなり町おこしとは到底呼べないものとなってしまう。
一年間の任期の中の女の子であったけど、間野山ですごして感じたそこ住む人々を思って出てきた名言だと思います。
サクラクエスト
途中まではこの作品のタイトルであるサクラクエストに違和感を持っていました。
物語が進むにつれてわかったのですが、新国王とその周りの大臣は新社会人であり、それが新しい季節の花である「サクラ」にかかってあり、その「サクラ」たちがいろいろな困難「クエスト」をこなしていく話なんだと思いました。
作品の魅力のまとめ
引用:https://gigazine.net/news/20170920-sakura-quest/
・豊富で個々の存在が確立しているキャラクターたち
・くすっと笑えるシュールなギャグ
・「クエスト」を完了させ「サクラ」を満開にして得たもの
・様々なキャラクターが絡み合う群像劇が好きな方たちにおすすめです。